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【コレクション紹介2】ハミルトン カーキ(HAMILTON Khaki)をレビュー

男心くすぐるミリタリーウォッチの定番と言えばコレ。

ミリタリーウォッチの定番

ミリタリーウォッチの由来は、第一次世界大戦中に軍隊が正確な時間を必要としたことだそうです。ハミルトン、エルジン、ウォルサム、ロンジン、オメガ、IWC等、数多くの時計メーカーが軍に時計を提供していました。

戦争は良くない!…ですが、男なら軍事オタクならずとも、こうした時計に湧き上がる感情を覚える方が多いのではないでしょうか。

御多分に洩れず私もその一人。コレクションにミリタリーウォッチを加えたいと長らく考えていましたが、この系統については初心者…やはりまずは定番を、ということで選んだのがハミルトンのカーキです。

私の中では、「踊る大捜査線」で織田裕二さんが着用されていた、というイメージでした(実際はカーキキングのクォーツモデルだった模様)。

当時職場で一緒だった大先輩が、年季の入った感じの迷彩柄NATOベルトを合わせて着用していたのを見て、非常に小振りながら、渋くて良いなーと感じたのも購入を後押ししました(他人の時計の着けこなしはついつい見てしまいます)。

スペック&レビュー

以下、スペック紹介。

ハミルトン カーキ(HAMILTON Khaki)

型式:9415A
製造年月:1990年代後半〜2003年製造
ムーブメント:ETA2801-2、手巻、28800回転/時(8振動)、17石、パワーリザーブ42時間、ハック機能有
文字盤:オリーブ
風防:プラ風防
ケースサイズ:縦幅41mm(ラグ含む)
、横幅33mm(リューズ含まず)、厚さ11mm、ラグ幅18mm
防水:3気圧防水
ベルト:カーキパイロットパイオニア、純正NATOベルト(グレー)

視認性に長け、絶妙な色合いの文字盤はミリタリー感抜群。

カーキシリーズの原点は、ベトナム戦争時代(アメリカ軍が上陸した1965年〜終結する1975年)の軍用時計を復刻したものだそうです。

このケースサイズの小さい市販モデルは、1980年頃〜2003年まで生産を続けた後、デカ厚時計ブームによって一旦生産終了しています。

以降、手巻きデイト無しのモデルがラインナップに無い時代が続きますが、2017年に「カーキフィールドメカ」がサイズを38mmと大幅アップして登場しました。

現行品も魅力的ではあるのですが、やはりオリジナルの小振りなモデルがミリタリー感満載で良いなと思いこちらを選択。

このオリジナルカーキには数種類の型番が存在するようですが、針のデザイン、ロゴの字体・サイズ、アワーマーカーの形状・サイズ、等、組み合わせがとにかく膨大にあり、その中から好みのものを探っていきました。

サテン仕上げのケースが男心をくすぐる。プラ風防なのも良い。

文字盤はイメージ通りのオリーブで。「Khaki」のロゴは小さめ、秒針の丸いカウンターウェイトも小さめ、アワーマーカーは三角形の物を選びました。細かい違いですが、マニアの方々にとってはこの辺たまらないのかなと思います(カーキ収集家の方もいらっしゃるようで、腕時計界は本当に奥が深い…)。

ケースのマットな梨地仕上げの質感も男心をくすぐりますね。

尾錠に重厚感あり良し。マットな金具が見事にマッチ。
部分的に革が使われているのがオシャレ。ベルト本体の質感も見事。

ベルトはオリーブの蛇腹ベルト、迷彩NATO等色々付け替えて遊んでいますが、今はカーキパイロットパイオニアの純正NATOベルトに落ち着いています。グレーが渋くて合うのと、余りベルトを刺す部分がマットな金具で、こちらもケースとマッチしています。

防水が物足りないのが難点で、アウトドアな時計のイメージとは裏腹にそれほどガシガシとは使えないですが、天気が良ければ休日に大活躍の一本です。

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