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【コレクション紹介8】ロレックス オイスターパーペチュアルデイト(ROLEX Oyster Perpetual Date)をレビュー【バースイヤーウォッチ】

遂に探し当てた理想のバースイヤーウォッチ

バースイヤーウォッチのススメ

バースイヤーウォッチ」という単語をご存知でしょうか。
時計好き界隈では良く耳にする単語ですが、要は「その人の生まれ年に生産された時計」のことです。

このバースイヤーウォッチ、時計好きなら何としても手に入れたい魅力があります。

探したことがある方にはきっと共感してもらえると思うのですが、本当に、中々手に入らない

年齢にもよりますが、数十年前に生産された時計について、ブランドモデル、はたまたそのコンディションにまでこだわりを持って探した場合、絶望的と言っていいほど出てきません笑。

だからこそ、出会えた時の感動もひとしおです。自分の気に入った時計に、最高の付加価値が加わる感覚。まさに一生物と言える買い物になるので、多少の予算オーバーには目を瞑ってでもお迎えしたいところです。

どのような人が購入し、どのようなシーンで着用され、どのような喜びや悲しみを共にしてきたのか
腕に乗った時計を見るたびに、自分と同じ年月を生きてきたその歴史に想いを馳せることができるのは、時計好きにとって最高の瞬間です。

なぜロレックスを選んだのか

バースイヤーウォッチを探すに当たって、入り方は様々あると思うのですが、私の場合はブランドを先に絞りました。

まず、製造年が特定できないとどうしようもないので、シリアルナンバーから製造年が特定できるブランド、というのが第一条件でした(ロレックスは2010年以降製造のものについてはランダム番のため特定不能)。

また、一生物にしたいことから、堅牢性が高く、時が経ってもメンテナンス可能なモデルである必要がありました。

もちろん、ロレックス以外にも、堅牢性が高く優秀な時計ブランドは数多くあります。
ですが私の中で、「平均的サラリーマンが多少背伸びをしつつも手を出せる中で、最大限頑張ったブランド」と思えるのがロレックスだった、ということです。

そして、これが実質的に一番の理由なのですが、市場に出回る本数が多い、ということです。
私の生まれ年は1989年機械式時計が割と下火、不作の時代でもあり、そもそもバースイヤーウォッチを探すのが難しい年代です。

その中でもやはりロレックスは機械式時計のトップメーカーとして君臨していたことから、何とかそれなりの本数が市場に出回ります。
それでも目当ての一本を探すのには相当骨が折れましたが、ようやく出会えたのがこのモデル、オイスターパーペチュアルデイトRef.15210だったのでした。

スペック&レビュー

ロレックス オイスターパーペチュアルデイト(ROLEX Oyster Perpetual Date)

製造年:1989年
型番:Ref.15210
ムーブメント:Cal.3135(自動巻き、31石、パワーリザーブ48時間、28800回転/時(8振動)、ハック機能あり、クイックチェンジ機能あり)
文字盤:オリジナル、シルバー
ケース:ステンレススチール、スクリューバック式オイスターケース
ケースサイズ:縦43mm /横34mm(リューズ除く)/37mm(リューズ含む)/厚み12mm
ラグ幅:19mm
ベゼル:エンジンターンドベゼル
重量:96g
風防:サファイアクリスタル
防水:100m防水
ベルト:純正ステンレスブレス

シンプルながらエンジンターンドベゼルの存在感が際立つ、ヴィンテージ感のある見た目が好み。

オイスターパーペチュアルといえば、ロレックスの入門機的ポジション
そのシンプルイズザベストとも言える佇まいが何よりの強みで、永く愛される所以です。

ですが、バースイヤーウォッチとして迎えるにあたり、もう少し何か特徴が欲しい、と思ってしまったのはまだまだ私が若いということでしょうか笑

このRef.15210を選んだ大きな理由の一つが、ギザギザと溝が刻まれたエンジンターンドベゼルです。

エンジンターンドの「エンジン」はジェット機のエンジンがモチーフ。そして「ターンド」は、連続して彫り込むという意味を持っているそう。
また、旋盤を用いて金属の表面に模様を施す技法自体を「エンジンターンド」と呼ぶことも由来となっているそうです。

時計のベゼル以外では、ZIPPOなどでもたまに見られる仕上げです。

特にこのモデルのエンジンターンドベゼルには、5分毎にある凸部分に鏡面加工が施されており、無数の線が刻まれた凹部分とのコントラストが非常に美しく、惚れ込みました。

エンジンターンドベゼルは現行品ではほとんど見られず、独特のヴィンテージ感を持つ点もまた、バースイヤーウォッチにしたくなるポイントです。

しっかりと「CHRONOMETER」表記。防水も100m防水と十分なスペック。

文字盤に目を向けますと、放射状に光の変化を楽しめる上品なシルバー

お馴染みの12時位置王冠アップライトインデックスに加え、1〜11時も精密にカットされ陰影が魅力的なバー型アップライトインデックス

針も硬派な形状で、文字盤、インデックスと澱みなく調和し、シンプルながら全体的に洗練された美しさを纏っています。

サイドから見てもシンプルな形状。側面がポリッシュ仕上げなのも、サテン仕上げとのコントラストで立体感◎。

ケース径は34mmと小さめですが、縦は43mmあり、またエンジンターンドベゼルの存在感から、実際に着用してみると小ささはあまり感じません。
私は腕周り18.5cmの太腕ですが、最近はこのくらいのサイズ感もお気に入りで、違和感なく着用できます。

厚みも12mm程度と程良く、スーツ等への収まりも良好です。

この裏蓋がまさにロレックス、という感じ。無垢ベルトだが軽めの付け心地。

ムーブメントはロレックスの傑作ムーブメントCal.3135を搭載。
テンプの位置を2点正確に固定するツインブリッジを採用し「高精度」と「耐久性」を両立。

ロレックスの歴代自動巻きムーブの中でも評判が良く、定期的なメンテナンスを行えば、精度や機能を永続的に保てると言われています。

メンテナンス性の高いムーブメントを積んでいるのも、バースイヤーウォッチに適しています。

非常に綺麗でブレスの伸びもほぼ無し。バックル部分の彫りも美しい。
これまたシンプルなバックルで、時計全体をまとめ上げる。

ベルトは純正SS三連ブレスレット。

シンプルな時計にはシンプルなブレスを、ということでシングルバックルがとても似合います。

バックル部分のさりげない王冠マークも渋く、時計全体の一体感が感じられます。

バースイヤーウォッチは職場でも着用できるモデルが良かったので、デイト付きもプラスポイント

ビジネスシーンが主戦場となりそうな一本ですが、冠婚葬祭や、プライベートの落ち着いた服装時など、シンプルゆえに幅広く使用できる点も嬉しいです。

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