突然ですが、みなさんは腕時計を何本持っていますか?
時計好きなら気になって、「腕時計 本数 平均」などとネット検索したこともあるでしょうか(私は勿論してみましたが、平均は3本くらい?真実は闇の中です…)。
一度時計沼にハマったが最後、腕時計は加速度的に増えていきます……その結果、現時点(2024年12月16日)で、その数39本に上っておりました。
沼の住人には3桁、あるいは4桁(!?)プレイヤーの方もいらっしゃるかと思いますが、私の39本という数字も、一般の方からすれば、「頭がおかしい」数字であることは確かです。
そこで、需要のあるなしはさておき、私の時計保管方法(ディスプレイ方法)を紹介してみたいと思います。(本当はただ、時計好きの皆様おすすめの保管方法や所有本数等が知りたいだけですので、コメントいただけたら嬉しいです!)。
適切な保管場所とは
まず、時計の保管場所にはどんなところが適しているのか?
私が考えたのは以下の3点です。
◯物理的な衝撃や振動がない場所
◯日光や磁気の影響を受けにくい場所
◯適温・適湿度である場所
3点それぞれの視点から、私の実践例をご紹介したいと思います。
物理的な衝撃や振動のない場所
腕時計は、原則として衝撃や振動に弱いです。デジタルのクォーツ時計ならいざ知らず、機械式時計は特に、拍手程度の衝撃・振動であっても、ヒゲゼンマイの歪みや緩急針のズレが生じて精度が悪化することがあるそうです。
という訳で、時計を裸のまま置いておくよりも、外からの衝撃や振動から守る鎧を着せておいた方が良いと思い、用意したのがこうした時計ケースです。
ケースにはクッションが入っていて、クッション1つに時計1つを装着し、仕切られた小部屋に収納します。
これで、時計に上から物を落としても直接は衝突しませんし、ケース自体にそれなりの重さがあるので、誤って手や物が当たってしまっても、ケースが大きく動いたり落下したりする心配は少ないです(大地震などその限りでないので、できれば低い位置や棚の中等に置くべきかもしれないですが…出し入れの利便性や鑑賞しやすさの点でこうしています)。
また、大抵のケースは天面がアクリルやガラスで透明な作りになっているため、ケースに入れたまま時計を鑑賞できるという点で、ディスプレイ性も高くおすすめです。
こうズラリと並べたコレクションを眺めると、たまらなく楽しい気持ちになるんですよね…(完全に病気です)。
日光や磁気の影響を受けにくい場所
物理的なところ以外では、日光や磁気も時計にとっては大敵です。
腕時計は付けてナンボだと思っているので、当然着用して外出し、日光を浴びることになります。
しかし、家の中での保管場所が直射日光の当たる場所では、あまりに長時間、時計が紫外線を浴びることとなり、文字盤の日焼けや、革ベルト・ラバーベルトの劣化・変色につながる可能性があります。
一方、案外家具配置の関係等で、窓際に時計を置きたくなることも多いかと思います(私がそうでした)。
その場合は、このように遮光カーテンやロールスクリーンを設置できると良いかもしれません。
また、磁気を発する物(磁石、携帯電話、パソコン、テレビ、ラジオ、スピーカー、ゲーム機、電子レンジ、磁気カード等……キリがありませんね)からは離して保管しないと、時計が磁気帯びして、精度に大きく影響を与えてしまうことがあります。
磁気は距離の2乗に反比例して弱くなるため、5cm以上離れるとほとんど影響を受けないと言われています。
時計ケース等、保管場所を固定しておけば、磁気帯びさせてしまう危険性が減るかと思います。
適温・適湿度である場所
適温・適湿度の環境は、人間にとっても時計にとっても大切です。
温度はそれほど神経質になる必要はないようですが、時計の部品は金属でできているものが多く、温度変化によって膨張・収縮をするため、ある程度一定であるのが望ましいようです。一般的に、5度〜35度の範囲内で保管すべきと言われています。
また、湿気は文字盤の腐食や、時計内部にサビ等を発生させる天敵なので、かなり気をつけなくてはいけません。
とは言え、湿度が低すぎると、時計内部の潤滑油を乾燥させてしまうらしいので、ケース内に乾燥剤等を入れるのは避けた方が良いようです(無知な私は、ケースを買った時に付いてきた乾燥剤をあえてそのまま入れていました…お気をつけください)。
我が家では時計ケース付近に、デジタルの温湿度計付置き時計(セイコー製)を置いています。視認性も良く、棚や時計ケースとデザインがマッチしていてとても気に入っています。
ウォッチスタンドのすすめ
番外編として、ウォッチスタンドのご紹介。
平置きタイプの時計ケース、とても良いんですが、一点難点を挙げるとすると、「上からしか時計が見えない」んですね。
前面が透明になっているような時計ケースも検討したんですが、どうしても出し入れ時に時計を落としそうな気がして…。
そこでおすすめしたいのが、「ウォッチスタンド」との併用です。
覆いがないので継続的にこれで保管するのはやや不安ですが、ディスプレイ的には最善かと思います。
ウチではケースから明日着けたい時計を出してウォッチスタンドに乗せて眺めたりしています。
ついに時計を眺めながら酒が飲めるようになりました(やはり病気です)。
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